フィリピン・マニラの生活費を徹底検証!予算別3パターンで完全シミュレーション【2025年最新版】

フィリピン・マニラの生活費を徹底検証!予算別3パターンで完全シミュレーション【2025年最新版】

「フィリピンは物価が安いって聞くけど、実際どのくらいで生活できるの?」 「マニラで一人暮らしすると、月々どれくらいかかる?」 「日本と比べて本当に安く暮らせる?」

フィリピン、特に首都マニラへの移住や長期滞在を考える際、最も気になるのが「実際の生活費」ではないでしょうか。インターネット上には「月5万円で暮らせる!」という情報から「意外と高い」という声まで、様々な情報が飛び交っています。

本記事では、マニラでの実際の生活費を、節約型・標準型・快適型の3つの予算パターンに分けて詳しく解説します。さらに、エリア別の家賃相場、効果的な節約術、注意すべき隠れコストまで、リアルな数字とともに徹底的にお伝えします。

本記事のレートは1ペソ=2.6円で計算しています(20251月基準)

目次

フィリピン・マニラの物価水準【日本との比較】

全体的な物価感覚

フィリピンの物価は、日本の3060%程度というのが実感値です。ただし、品目によって大きな差があります。

カテゴリー日本比具体例
ローカルフード20-40%カリンデリア(大衆食堂)100-200ペソ(260-520円)
日本食・外食80-120%ラーメン1杯500ペソ~(1,300円~)
家賃(マカティ/BGC)50-80%1BR 45,000-120,000円
家賃(郊外)20-40%1BR 20,000-40,000円
交通費10-30%ジプニー1回15ペソ(39円)
通信費40-60%SIM 20GB 999ペソ(2,600円)
光熱費70-100%電気代2,000-4,000ペソ(5,200-10,400円)
日用品(輸入品)100-150%日本製品は割高
日用品(現地品)30-60%ローカルブランドは安い

重要なポイント

安いもの:

  • ローカルフード、果物、野菜
  • 公共交通機関(ジプニー、トライシクル)
  • 現地製の日用品
  • マッサージ、ヘアカット
  • 人件費を伴うサービス

日本と変わらない、または高いもの:

  • 日本食レストラン
  • 輸入品(日本製の食品、化粧品など)
  • ハイエンドなコンドミニアム
  • 国際標準の医療サービス
  • 欧米ブランドの衣料品

エリア別・家賃相場の完全ガイド

マニラ首都圏(メトロマニラ)の中でも、エリアによって家賃相場は大きく異なります。

ハイエンドエリア(外国人・駐在員に人気)

マカティ(Makati)

  • 特徴: フィリピンの金融中心地。高級ショッピングモール、レストラン、オフィスビルが集中
  • 治安: ★★★★★(非常に良い)
  • 利便性: ★★★★★
  • 家賃相場:
    • スタジオ:35,000-60,000円
    • 1BR:50,000-90,000円
    • 2BR:80,000-150,000円

BGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)

  • 特徴: 計画都市として開発された新興エリア。モダンで清潔、外国人に大人気
  • 治安: ★★★★★(マニラで最も安全)
  • 利便性: ★★★★★
  • 家賃相場:
    • スタジオ:40,000-70,000円
    • 1BR:60,000-120,000円
    • 2BR:100,000-200,000円

マカティ/BGCの特徴:

  • 24時間セキュリティ完備のコンドミニアムが主流
  • プール、ジム、コワーキングスペースなど充実した共用設備
  • 徒歩圏内に生活に必要なものがすべて揃う
  • 日本人コミュニティも多い
  • 家賃は高いが、その分の価値は十分にある

ミッドレンジエリア(コスパ重視)

ケソンシティ(Quezon City)

  • 特徴: マニラ最大の面積を持つ都市。語学学校が多い
  • 治安: ★★★☆☆(エリアによって差がある)
  • 利便性: ★★★★☆
  • 家賃相場:
    • スタジオ:20,000-40,000円
    • 1BR:30,000-55,000円
    • 2BR:45,000-80,000円

パシグ(Pasig)

  • 特徴: ビジネス地区と住宅地が混在。オルティガスセンターがある
  • 治安: ★★★★☆
  • 利便性: ★★★★☆
  • 家賃相場:
    • スタジオ:25,000-45,000円
    • 1BR:35,000-60,000円
    • 2BR:55,000-90,000円

マンダルヨン(Mandaluyong)

  • 特徴: マカティとオルティガスの中間に位置。大型モールあり
  • 治安: ★★★☆☆
  • 利便性: ★★★★☆
  • 家賃相場:
    • スタジオ:22,000-40,000円
    • 1BR:32,000-55,000円
    • 2BR:50,000-85,000円

バジェットエリア(節約重視)

マニラ市内(旧市街)

  • 特徴: 歴史的なエリア。ローカル色が強い
  • 治安: ★★☆☆☆(注意が必要)
  • 利便性: ★★★☆☆
  • 家賃相場:
    • スタジオ:15,000-25,000円
    • 1BR:20,000-35,000円

カローカン(Caloocan)、パラニャーケ(Parañaque)など

  • 特徴: 完全にローカルエリア
  • 治安: ★★☆☆☆
  • 利便性: ★★☆☆☆
  • 家賃相場:
    • スタジオ:10,000-20,000円
    • 1BR:15,000-30,000円

エリア選びのポイント

マカティ/BGCがおすすめな人:

  • 初めてのフィリピン生活
  • 安全・快適さを最優先したい
  • リモートワークで収入が安定している
  • 短期~中期滞在(1年以内)

ケソン/パシグ等がおすすめな人:

  • コストと利便性のバランスを取りたい
  • 語学留学生
  • 長期滞在を予定している
  • ある程度フィリピンに慣れている

バジェットエリアがおすすめな人:

  • とにかく生活費を抑えたい
  • フィリピン語(タガログ語)が話せる
  • 現地の文化にどっぷり浸かりたい
  • 治安面のリスクを理解している

予算別・生活費シミュレーション(3パターン)

実際にマニラで一人暮らしをする場合の月々の生活費を、3つの予算レベルで詳しくシミュレーションします。

【パターン1】節約型:月6万円~8万円

対象: 語学留学生、バックパッカー、徹底的にコストを抑えたい人

費用項目金額(ペソ)金額(円)詳細
家賃8,00020,800ケソンのスタジオ、シェアハウスも検討
食費6,00015,600ほぼローカルフード、自炊メイン
光熱費1,5003,900エアコン控えめ、扇風機活用
通信費5001,300プリペイドSIM、最低限のデータ
交通費1,0002,600ジプニー、徒歩中心
日用品5001,300現地ブランドのみ
交際費1,5003,900最小限
予備費1,0002,600医療費・緊急用
合計20,00052,000

生活の特徴:

  • カリンデリアで食事(1食100-150ペソ)
  • 日本食はほぼ食べない
  • エアコンは夜の暑い時だけ
  • 移動はジプニーとトライシクル
  • 娯楽は公園散歩やローカルマーケット
  • 日用品は最低限、現地製のみ

メリット:

  • 圧倒的な低コスト
  • ローカル文化を深く体験できる
  • 節約スキルが身につく

デメリット・注意点:

  • 快適性は低い(暑さ、騒音など)
  • 治安面でのリスクあり
  • 栄養バランスの偏りに注意
  • 日本の食事や生活レベルが恋しくなる可能性

【パターン2】標準型:月10万円~13万円

対象: 一般的な駐在員、リモートワーカー、長期滞在者

費用項目金額(ペソ)金額(円)詳細
家賃20,00052,000ケソン/パシグの1BR、プール・ジム付き
食費12,00031,200週4-5ローカル、週2-3日本食・カフェ
光熱費2,5006,500エアコン夜間使用、水道代込み
通信費1,0002,600SIM 20GB + 自宅WiFi
交通費2,5006,500Grab週2-3回、バイクタクシー併用
日用品1,0002,600現地品+一部日本製
交際費5,00013,000週1-2回外食・飲み会
娯楽費2,0005,200映画、マッサージ、観光
予備費2,0005,200医療費・緊急用
合計48,000124,800

生活の特徴:

  • セキュリティのしっかりしたコンドミニアム
  • 平日はローカル食、週末は日本食も楽しむ
  • エアコンは夜間快適に使用
  • 移動はGrab、バイクタクシー中心
  • 週末はモール、カフェ、レストランで過ごす
  • 日本人の友人との交流もある

メリット:

  • 快適さと節約のバランスが良い
  • ストレスの少ない生活
  • 日本食も我慢せずに食べられる
  • 趣味や交友関係も充実

デメリット・注意点:

  • ある程度の収入が必要
  • エアコンの使い過ぎで電気代が跳ね上がることも
  • 外食が増えると予算オーバーしやすい

【パターン3】快適型:月15万円~25万円

対象: 駐在員(高待遇)、高収入リモートワーカー、快適さ重視の人

費用項目金額(ペソ)金額(円)詳細
家賃35,00091,000マカティ/BGCの1-2BR、高層階
食費20,00052,000日本食中心、週4-5外食
光熱費3,5009,100エアコン1日中使用可能
通信費2,0005,200SIM無制限+高速WiFi
交通費5,00013,000Grab中心、たまにレンタカー
日用品2,0005,200日本製品も購入
交際費10,00026,000週2-3回高級レストラン・バー
娯楽費5,00013,000ジム、ゴルフ、旅行、習い事
家事代行4,00010,400週2回のクリーニング、料理代行
予備費3,0007,800医療費・緊急用(民間保険あり)
合計89,500232,700

生活の特徴:

  • マニラ最高クラスのコンドミニアム
  • 食事は日本食レストラン中心
  • エアコン24時間稼働でも気にしない
  • 移動は基本Grab、時にレンタカー
  • 週末は高級レストラン、ゴルフ、マッサージ、近隣国への旅行
  • 家事代行を利用して時間を有効活用

メリット:

  • 日本と同等以上の快適な生活
  • ストレスフリー
  • 安全性・利便性が最高レベル
  • 社交的な生活も充実

デメリット・注意点:

  • 高収入が必須
  • 「物価が安いフィリピン」のメリットは薄れる
  • ローカル文化との接点が少なくなる可能性

費目別の詳細解説と節約テクニック

家賃の節約テクニック

1. 長期契約で割引交渉

  • 1年契約よりも2年契約で月額5-10%引きを提案
  • 前払い(3-6ヶ月分)で割引交渉も可能

2. シェアハウス・ルームシェア

  • 2BRを2人でシェアすれば家賃を半分に
  • 日本人向けシェアハウスも増加中(月2-3万円)

3. コンドテルではなくコンドミニアム

  • 短期向けコンドテル(サービスアパート)は割高
  • 長期契約のコンドミニアムを選ぶ

4. 家具付き物件を選ぶ

  • 初期費用(家具購入)を大幅に節約
  • 退去時の手間も省ける

5. 直接オーナーと契約

  • 不動産仲介を通さず、オーナーと直接交渉
  • 仲介手数料(家賃1ヶ月分)を節約

食費の節約テクニック

1. ローカルマーケットを活用

  • スーパーより30-50%安い
  • 新鮮な野菜・果物・肉・魚が格安

2. カリンデリアを味方につける

  • 大衆食堂で1食100-200ペソ(260-520円)
  • ボリューム満点、慣れれば美味しい

3. 自炊の基本を覚える

  • 米、卵、鶏肉は非常に安い
  • 簡単な料理だけでも月5,000ペソ節約可能

4. ストリートフードを試す

  • 焼き鳥(イナサル)10-15ペソ
  • バナナキュー、トゥロンなど15-30ペソ
  • ただし衛生面に注意

5. 日本食は「ハレの日」に

  • 週1-2回だけと決める
  • ランチタイムは割安セットがある店も

6. 水はリフィルステーションで

  • 5ガロン(約19L)を35-50ペソで購入
  • ペットボトル水より圧倒的に安い

光熱費の節約テクニック

1. エアコンの使い方を工夫

  • タイマー機能を活用(寝る時だけ)
  • 設定温度は26-27℃に
  • 扇風機と併用で体感温度を下げる

2. インバーターエアコンの物件を選ぶ

  • 旧式エアコンより電気代30-50%削減
  • 契約前に確認必須

3. 日中は外出

  • コワーキングスペース、カフェ、モールを活用
  • 冷房費の削減になる

4. LED電球に交換(可能なら)

  • 白熱電球の1/5の消費電力
  • オーナーに相談して交換許可をもらう

交通費の節約テクニック

1. 職場から徒歩圏内に住む

  • 通勤費ゼロ
  • 時間の節約にもなる

2. ジプニーをマスターする

  • 1回15ペソ程度
  • ルートを覚えれば最安の移動手段

3. バイクタクシー(Move It, Angkas)を活用

  • Grabより安い
  • 渋滞をすり抜けられる

4. 月額定期券(Beep Card)を利用

  • MRT、LRTで使える
  • チャージ式で便利

5. 徒歩を楽しむ

  • マカティ、BGC内は歩道が整備
  • 健康にも良い

通信費の節約テクニック

1. プリペイドSIMを活用

  • 必要な分だけチャージ
  • 使わない月は最低限に抑える

2. WiFiを最大限活用

  • カフェ、モール、コンドの共用部で無料WiFi
  • データ使用量を抑える

3. 複数SIMの比較

  • Globe、Smart、TNTなど各社のプロモを比較
  • 時期によってお得なプランが変わる

4. 家族・友人とデータシェア

  • 家族プランで割安に
  • テザリングで複数デバイスをカバー

5. 知っておくべき「隠れコスト」

マニラで生活する際、見落としがちな出費があります。

1. ビザ延長費用

  • 観光ビザは30日まで無料
  • 延長は3,500ペソ~/月
  • 長期滞在なら学生ビザや就労ビザを検討

2. コンドミニアム管理費・共益費

  • 家賃とは別に月2,000-5,000ペソ
  • 物件によっては家賃に含まれる場合も
  • 契約前に必ず確認

3. デポジット(敷金)

  • 家賃の2ヶ月分が一般的
  • 退去時に返金(破損等なければ)
  • 初期費用として大きな出費

4. 医療費・薬代

  • 風邪の診察で1,000-2,000ペソ
  • 薬代は比較的安い(200-500ペソ)
  • 重い病気は高額になる可能性
  • 海外旅行保険は必須

5. ビザ取得・更新費用

  • SSP(就学許可証):約6,500ペソ
  • ACR I-Card(外国人登録証):3,000ペソ
  • ECC(出国許可証):500-1,620ペソ

6. 一時帰国費用

  • 航空券:往復30,000-80,000円
  • 年1-2回帰国する場合、年間10万円前後

7. 盗難・紛失リスク

  • スマホ、財布などの盗難被害
  • 予備費の確保が重要

8. 為替変動リスク

  • 円安になると実質的な生活費が上昇
  • ペソ建ての収入がない場合は特に影響大

生活費を抑える10の実践的節約術

1. 「ローカル:外食=7:3」の黄金比率

週の食事を、ローカルフード7割、外食(日本食等)3割に設定すると、満足度と節約を両立できます。

2. モールのセール・プロモを活用

毎月「Payday Sale」(給料日セール)、「3 Days Sale」などのイベントがあります。日用品はこの時にまとめ買い。

3. 「Happy Hour」を狙う

レストランやバーのハッピーアワー(15-19時頃)は飲食が30-50%オフになることも。

4. クレジットカードの特典を活用

  • Grabで割引
  • レストランで割引
  • ポイント還元 フィリピンで使えるクレカを1枚持つと便利。

5. 現地の友人を作る

現地の人から「本当に安い店」「穴場スポット」の情報が得られます。

6. 「買う前に考える」クセをつける

日本と違い、返品が難しいことも多いです。衝動買いを避ける習慣が節約に直結します。

7. 雨季対策をしっかり

雨季(6-11月)は洪水でタクシー代が高騰、外出不可で食材が値上がりなど出費が増えます。事前に備蓄を。

8. オンラインバンキング&電子決済を活用

GCash、PayMayaなどの電子マネーはキャッシュバックやプロモが豊富。ATM手数料も節約できます。

9. 無料・格安の娯楽を見つける

  • ビーチ、公園、ハイキングは基本無料
  • ローカルフェスティバル
  • 無料博物館デー
  • コンドのプール・ジム活用

10. 健康管理を徹底

医療費は高額になりがち。予防が最大の節約です。

  • 手洗い・うがいの徹底
  • 水はリフィルかボトル水
  • 屋台の衛生面に注意
  • 定期的な運動

よくある質問(FAQ)

フィリピン・マニラで月いくらあれば生活できますか?

ライフスタイルにより大きく異なりますが:

  • 節約型: 月5-8万円(ローカル生活中心)
  • 標準型: 月10-13万円(快適さとコストのバランス)
  • 快適型: 月15-25万円(日本と同等以上の生活)

初めての方は、最低でも月10万円は見ておくことをおすすめします。

家賃はどのエリアがコスパ最高ですか?

ケソンシティ、パシグ、マンダルヨンあたりがコスパ良好です。

  • マカティ/BGCほど高くない(家賃3-6万円程度)
  • それでいて基本的なインフラは整っている
  • モール、レストラン、病院も近い
  • 治安も比較的安定

初めての方や安全重視ならマカティ/BGC、コスパ重視ならケソン/パシグがおすすめです。

食費を抑えるコツは?

以下の方法が効果的です:

  1. ローカルフードを基本に:カリンデリアなら1食100-200ペソ
  2. ローカルマーケットで買い物:スーパーの半額程度
  3. 自炊の基本を覚える:米、卵、鶏肉は非常に安い
  4. 日本食は週1-2回に制限:1食500ペソ以上かかる
  5. 水はリフィルステーション:5ガロン35-50ペソ

これらを実践すれば、月の食費を1万ペソ(2.6万円)以下に抑えることも可能です。

エアコンの電気代が心配です。実際どのくらいかかりますか?

A. 使用頻度によって大きく変わります:

  • 控えめ使用(夜のみ、扇風機併用): 月2,000-2,500ペソ(5,200-6,500円)
  • 通常使用(夜間+休日): 月2,500-3,500ペソ(6,500-9,100円)
  • フル稼働(ほぼ1日中): 月4,000-6,000ペソ(10,400-15,600円)

節約のコツ:

  • インバーターエアコンの物件を選ぶ
  • 設定温度は26-27℃
  • タイマー機能を活用
  • 扇風機と併用
日本円をペソに両替するベストな方法は?

レートの良い順:

  1. 両替商(Money Changer – 最もレートが良い(マカティ、BGC、モール内)
  2. 銀行 – 安全だがレートはやや悪い
  3. ATMでキャッシング – 手数料とレートを確認
  4. 空港の両替所 – レートが最も悪い(緊急時のみ)

おすすめ: 到着時は空港で最低限だけ両替し、後日レートの良い両替商を利用。

安全な水の確保方法は?

以下の方法があります:

  1. リフィルステーション:5ガロン(19L)35-50ペソ、最も経済的
  2. ボトル水購入:コンビニで500ml 15-25ペソ
  3. ウォーターサーバーレンタル:月額300-500ペソ+水代
  4. 浄水器設置:初期費用高いが長期的には経済的

重要: 水道水は飲まないこと。歯磨きもボトル水推奨。

交通費を抑える方法は?

移動手段のコスト比較:

手段料金目安メリットデメリット
ジプニー15ペソ~最安ルートが複雑、混雑
トライシクル20-50ペソ近距離に便利交渉が必要
バイクタクシー40-100ペソ渋滞をすり抜けやや危険
Grab(バイク)50-150ペソアプリで簡単雨天は高騰
Grab(車)100-300ペソ安全・快適コスト高
MRT/LRT15-30ペソ速い、安い混雑、路線限定

節約のコツ: 職場から徒歩圏内に住む、ジプニーをマスターする、バイクタクシ

日本食は本当に高いですか?

はい、日本とほぼ同じか、やや高いです:

  • ラーメン:500-800ペソ(1,300-2,080円)
  • 定食:400-700ペソ(1,040-1,820円)
  • 寿司:300-1,500ペソ(780-3,900円)
  • 居酒屋:1人2,000-3,000ペソ(5,200-7,800円)

輸入コストや家賃の高さから、日本とあまり変わりません。節約したいなら、日本食は「特別な日」に限定するのがおすすめです。

コンドミニアムの初期費用はどのくらい?

一般的な初期費用:

  • 敷金(Security Deposit): 家賃2ヶ月分
  • 前払い家賃(Advance): 家賃1-2ヶ月分
  • 仲介手数料(不動産会社経由の場合): 家賃1ヶ月分
  • 管理費・共益費(初回分): 2,000-5,000ペソ

合計: 家賃の4-6ヶ月分程度

例:家賃3万円の物件 → 初期費用12-18万円

フィリピン移住で失敗しないための生活費のコツは?

以下のポイントを押さえましょう:

  1. 最初は予算多めに:慣れるまで想定外の出費が多い
  2. 緊急資金を確保:最低3ヶ月分の生活費を別途キープ
  3. 固定費を抑える:家賃は収入の30%以内に
  4. 段階的に節約:いきなり極端な節約生活は挫折の元
  5. 収支記録をつける:アプリで毎日記録、月末に見直し
  6. 現地の人から学ぶ:ローカルの知恵が最強の節約術
  7. 為替リスクを考慮:円建て収入の場合、円安時の対策も
  8. 保険は必須:医療費の自己負担は避ける

まとめ

重要ポイントの振り返り

1. マニラの生活費は選択次第

  • 節約型:月5-8万円
  • 標準型:月10-13万円
  • 快適型:月15-25万円

2. 最もコストに影響するのは「家賃」と「食費」

  • この2つで生活費の50-60%を占める
  • エリア選び、ローカルフード活用が鍵

3. 日本より確実に安いもの

  • ローカルフード
  • 交通費(ジプニー、バイクタクシー)
  • マッサージ、ヘアカット
  • 人件費を伴うサービス

4. 日本と変わらない、または高いもの

  • 日本食
  • 輸入品
  • 高級コンドミニアム
  • 国際水準の医療

5. 隠れコストに注意

  • ビザ関連費用
  • 管理費・共益費
  • 医療費・保険
  • 一時帰国費用

予算別のおすすめプラン

月8万円以下で暮らしたい方:

  • エリア:ケソン、マニラ市郊外
  • 家賃:2万円以下(スタジオ、シェアハウス)
  • 食事:ローカルフード90%以上
  • 移動:ジプニー、徒歩中心
  • 娯楽:無料・格安のものだけ

月10-13万円で快適に暮らしたい方(おすすめ):

  • エリア:ケソン、パシグ、マンダルヨン
  • 家賃:3-5万円(1BR、プール・ジム付き)
  • 食事:ローカル70%、日本食30%
  • 移動:バイクタクシー、Grab併用
  • 娯楽:週末の外食、月1-2回のレジャー

月15万円以上で日本レベルの快適さを求める方:

  • エリア:マカティ、BGC
  • 家賃:6-12万円(1-2BR、高層階、充実設備)
  • 食事:日本食中心、好きなものを食べる
  • 移動:Grab中心
  • 娯楽:制限なし

最後に:生活費だけで判断しない

フィリピン・マニラでの生活は、単に「安い」だけではありません。

得られるもの:

  • 英語環境での生活・仕事
  • 温暖な気候と開放的な雰囲気
  • 多様な文化体験
  • 人との温かいつながり
  • 新しい価値観との出会い

直面する課題:

  • 言語の壁(英語+タガログ語)
  • 文化・習慣の違い
  • インフラの未熟さ(交通渋滞、停電等)
  • 治安面での注意
  • 日本の家族・友人との距離

生活費は重要な判断材料ですが、それだけで決めるのではなく、自分が何を求め、何を許容できるかを総合的に考えることが大切です。

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フィリピン・マニラの生活費を徹底検証!予算別3パターンで完全シミュレーション【2025年最新版】

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