「世界最高のビーチ」として名高いフィリピンのボラカイ島。パウダーサンドのような真っ白な砂浜と透明度抜群のエメラルドグリーンの海は、一度は体験してみたい絶景スポットです。
しかし、「ボラカイ島ってどうやって行くの?」「日本から直行便はあるの?」「どのルートが一番安いの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、日本からボラカイ島への最適なアクセス方法を、2025年最新の航空会社情報・料金・所要時間とともに徹底解説します。初めてボラカイ島を訪れる方でも迷わずに到着できるよう、詳細な手順とコツをお伝えします。
ボラカイ島アクセスの基本情報
ボラカイ島の立地と空港事情
ボラカイ島(Boracay Island)は、フィリピン中部ビサヤ諸島に位置する小さな島です。島の長さは約7km、幅は最大でも4km程度の小さな島で、島内には空港がありません。
最寄り空港
- カティクラン空港(Caticlan Airport/MPH): ボラカイ島まで最も近い空港(約15分)
- カリボ空港(Kalibo Airport/KLO): 国際線が多く就航(ボラカイ島まで約1.5-2時間)
ボラカイ島到達までの基本ルート
日本からボラカイ島へは、以下の3つのメインルートがあります:
- マニラ経由ルート → カティクラン空港またはカリボ空港
- セブ経由ルート → カティクラン空港またはカリボ空港
- 直行便ルート → カリボ空港(限定的)
日本からボラカイ島への主要ルート比較
ルート | 所要時間 | 料金目安 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
マニラ経由→カティクラン | 8-10時間 | 60,000-120,000円 | 最短ルート | 便数限定 |
マニラ経由→カリボ | 9-11時間 | 55,000-110,000円 | 便数多い | 陸路移動長い |
セブ経由→カティクラン | 9-12時間 | 65,000-130,000円 | セブ観光可能 | 乗継時間長い |
セブ経由→カリボ | 10-13時間 | 60,000-125,000円 | 選択肢豊富 | 総移動時間長い |
直行便→カリボ | 6-7時間 | 80,000-150,000円 | 乗継なし | 季節限定 |
【最短ルート】マニラ経由カティクラン空港コース
ルート詳細
日本→マニラ(NAIA)→カティクラン空港→ボラカイ島
推奨航空会社とスケジュール
フィリピン航空(PAL)利用の場合
- 東京発: PR427便(13:55発→18:10着)
- 大阪発: PR409便(14:25発→18:05着)
- マニラ→カティクラン: PR2271便(06:30発→07:45着)または PR2279便(17:10発→18:25着)
セブパシフィック航空利用の場合
- 東京発: 5J5063便(01:40発→06:05着)
- マニラ→カティクラン: 5J371便(06:00発→07:15着)
料金目安(2025年)
- エコノミークラス: 60,000円~120,000円
- ビジネスクラス: 180,000円~300,000円
- ※時期により大幅に変動
このルートのメリット・デメリット
メリット
- 最も所要時間が短い(8-10時間)
- カティクラン空港からボラカイ島まで15分と近い
- 日本からマニラの便数が豊富
デメリット
- マニラ→カティクラン便数が限定的
- 天候の影響を受けやすい小型機
- 早朝便が多く乗継がタイト
【安定ルート】マニラ経由カリボ空港コース
ルート詳細
日本→マニラ(NAIA)→カリボ空港→ボラカイ島
推奨スケジュール
フィリピン航空利用
- 日本→マニラ: 上記と同様
- マニラ→カリボ: PR2543便(07:30発→08:45着)、PR2547便(14:40発→15:55着)他
セブパシフィック航空利用
- マニラ→カリボ: 5J511便(06:15発→07:35着)、5J513便(09:45発→11:00着)他多数便
カリボ空港からボラカイ島までの移動
バス+フェリーの組み合わせ
- カリボ空港→カティクラン港: シャトルバス(約1.5-2時間、150-200ペソ)
- カティクラン港→ボラカイ島: フェリー(約15分、30ペソ)
- 港→ホテル: トライシクル(約10-20分、100-200ペソ)
料金目安
- 航空券: 55,000円~110,000円
- 空港→ボラカイ陸路移動: 約500-800ペソ(1,500-2,400円)
【セブ経由】観光も楽しめるルート
ルート詳細
日本→セブ→カティクラン/カリボ空港→ボラカイ島
推奨航空会社
フィリピン航空
- 東京→セブ: PR433便(23:25発→04:10+1着)
- セブ→カティクラン: PR2131便(08:25発→09:35着)
セブパシフィック航空
- 東京→セブ: 5J5061便(22:00発→02:25+1着)
- セブ→カリボ: 5J325便(07:00発→08:15着)
このルートの特徴
メリット
- セブでストップオーバー観光が可能
- セブ発の国内線選択肢が豊富
- 比較的料金が安定
デメリット
- 総移動時間が長い(9-13時間)
- 深夜便が多い
- 乗継時間の調整が必要
【期間限定】直行便チャーター情報
運航時期と航空会社
2024-2025年シーズンの直行便情報:
JTB・HIS等のチャーター便
- 運航期間: 12月~3月(繁忙期)
- 出発地: 成田・関西
- 所要時間: 約3.5時間
- 料金: 80,000円~150,000円(ツアー価格込み)
セブパシフィック航空(不定期)
- 日本各地→カリボ直行便を不定期運航
- 主に年末年始、GW、夏休み期間
直行便のメリット・デメリット
メリット
- 乗継なしで最短到達
- 荷物紛失リスクが低い
- 疲労度が最小
デメリット
- 運航期間が限定的
- 料金が高め
- 予約が取りにくい
航空券の最安値を狙うコツ
ベストシーズンと料金変動
時期 | 料金レベル | 特徴 |
---|---|---|
1-2月 | ★★★★★(最高) | 乾季ピーク、日本の連休 |
3-5月 | ★★★★☆(高) | 乾季終盤、春休み・GW |
6-8月 | ★★★☆☆(中) | 雨季開始、夏休み |
9-11月 | ★★☆☆☆(安) | 雨季、台風シーズン |
12月 | ★★★★★(最高) | 年末年始、乾季開始 |
予約のベストタイミング
最安値を狙うなら
- 出発の2-3ヶ月前に予約
- 火曜日・水曜日出発を選択
- 祝日を避けた平日出発
確実に座席を確保するなら
- 繁忙期は4-6ヶ月前に予約
- 直行便は発売開始と同時に予約
おすすめ予約サイト・方法
航空券比較サイト
- Skyscanner: 世界的に人気、検索機能充実
- Expedia: パッケージ割引あり
- 楽天トラベル: ポイント還元
- Trip.com: アジア系航空会社に強い
航空会社直販
- フィリピン航空公式サイト
- セブパシフィック航空公式サイト
- 座席指定・機内食の事前予約可能
ボラカイ島入島に必要な手続き
※2025年現在の入島規制
環境税(Environmental Fee)
- 料金: 75ペソ/人
- 支払い場所: カティクラン港またはカリボ空港
- 有効期間: 1年間
ホテル予約確認書
- 滞在先の予約確認書が必要
- オンライン予約のバウチャーでOK
復路航空券
- 帰国便の予約確認が必要
入島の流れ
- 空港到着: カリボ/カティクラン空港
- 環境税支払い: 指定カウンターで支払い
- バス/直接港へ: 移動手段選択
- フェリー乗船: カティクラン港からボラカイ島へ
- 島内移動: トライシクルでホテルへ
荷物・持ち物の注意点
航空会社別荷物規定
フィリピン航空
- エコノミー: 23kg×2個まで無料
- ビジネス: 32kg×2個まで無料
- 手荷物: 7kg以内
セブパシフィック航空
- エコノミー: 20kg×1個(事前購入)
- 手荷物: 7kg以内
- 追加料金で重量アップ可能
ボラカイ島での必需品
ビーチ用品
- 日焼け止め(SPF50+推奨)
- サングラス・帽子
- ビーチサンダル
- 防水ケース
衣類
- 軽い服装(綿・リネン素材)
- 薄手の長袖(日焼け対策)
- 水着複数枚
- 軽いジャケット(エアコン対策)
トラブル対処法・緊急時の対応
よくあるトラブルと対処法
フライト遅延・欠航
- 台風シーズン(6-11月)は特に注意
- 代替便への変更手続き
- 旅行保険の適用確認
荷物紛失
- 航空会社のロストバゲージカウンター
- 必要最小限の荷物は手荷物で
- 貴重品は絶対に預けない
現地での緊急事態
- 在フィリピン日本国総領事館
- 海外旅行保険の連絡先
- ホテルフロントでのサポート依頼
連絡先一覧
緊急連絡先
- フィリピン救急: 911
- 観光警察: 117
- 在セブ日本国総領事館: +63-32-231-7321
2025年最新情報・注意事項
コロナ後の変更点
入国規制
- ワクチン証明書: 不要(2024年より)
- PCR検査: 不要
- 健康申告書: 必要(オンライン事前申請推奨)
島内の変化
- 環境保護規制の強化
- プラスチック製品の使用制限
- 宿泊施設の収容人数制限
最新の料金情報
2025年予想料金レンジ
- 最安期(9-11月): 55,000円~80,000円
- 通常期(3-5月、6-8月): 70,000円~120,000円
- 最繁忙期(12-2月): 90,000円~180,000円
まとめ
フィリピンのボラカイ島への行き方を、様々な角度から詳しく解説してきました。最後に、目的別のおすすめルートをまとめます。
目的別おすすめルート
- 【時間重視】最短でボラカイ島へ → マニラ経由カティクラン空港ルート(8-10時間)
- 【料金重視】コストを抑えたい → マニラ経由カリボ空港ルート(55,000円~)
- 【快適重視】乗継の疲れを避けたい → 直行チャーター便(12-3月限定)
- 【観光重視】セブも楽しみたい → セブ経由ルート(ストップオーバー可能)
成功するボラカイ旅行のポイント
- 早めの予約: 特に繁忙期は4-6ヶ月前
- 柔軟な日程: 平日出発で大幅節約
- 適切な準備: 環境税・ホテル予約確認書
- 保険加入: 天候によるフライト変更に備える
- 現地情報: 最新の規制・料金を出発前に確認
世界屈指の美しいビーチが待つボラカイ島。適切な計画と準備があれば、日本からのアクセスも決して難しくありません。本記事の情報を参考に、あなたにとって最適なルートを選択し、素晴らしいボラカイ島での時間をお楽しみください。真っ白な砂浜と透明な海、そして美しい夕日があなたを待っています!