フィリピン旅行を計画する際、「ホテルに何が備え付けられているのか」「何を持って行くべきか」は重要な疑問です。日本のホテルと比べると、フィリピンのホテルは備え付けのアメニティが少ない傾向があり、事前に知らないと現地で困ることになります。
フィリピンのホテルは、高級リゾートホテルから格安のゲストハウスまで、価格帯によって備え付けアイテムが大きく異なります。5つ星の高級ホテルなら日本と同等かそれ以上のアメニティが揃っていますが、中級以下のホテルでは最低限のものしか用意されていないことも珍しくありません。
この記事では、フィリピンのホテルに一般的に備え付けられているアイテム、備え付けられていないアイテム、ホテルランク別の違い、そして日本から持参すべきアイテムを詳しく解説します。快適なフィリピン滞在のために、ぜひ参考にしてください。
目次
フィリピンのホテル事情
ホテルのランク分類
フィリピンのホテルは、一般的に以下のように分類されます。
5つ星ホテル
- 高級リゾートホテル、国際チェーンホテル
- 1泊2万円~10万円以上
- アメニティ充実、高品質なサービス
4つ星ホテル
- 中級~高級ホテル
- 1泊8,000円~2万円
- 基本的なアメニティあり
3つ星ホテル
- スタンダードホテル
- 1泊3,000円~8,000円
- 最低限のアメニティ
2つ星以下
- ゲストハウス、バジェットホテル
- 1泊1,000円~3,000円
- アメニティほぼなし
日本のホテルとの違い
フィリピンのホテルは日本のホテルと比べて、以下の点が異なります。
備え付けアメニティが少ない
- 歯ブラシ・歯磨き粉がない場合が多い
- スリッパがない
- パジャマがない
- ドライヤーがない場合がある
設備の違い
- バスタブがない(シャワーのみ)
- 温水シャワーが不安定
- Wi-Fiが遅い場合がある
- セーフティボックスがない場合がある
清潔度
- 日本と比べると清潔度が劣る場合がある
- ホテルランクによって差が大きい
一般的に備え付けられているアイテム
高級ホテル(5つ星)で備え付けられているもの
バスルーム
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ / 石鹸
- ボディローション
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- シャワーキャップ
- コットン・綿棒
- バスタオル
- フェイスタオル
- ハンドタオル
- バスローブ
- スリッパ
- ドライヤー
寝室
- ベッド・寝具
- エアコン
- テレビ
- 金庫(セーフティボックス)
- 電話
- 目覚まし時計
- ミニバー
- 電気ケトル
- コーヒー・紅茶セット
- ミネラルウォーター(無料)
- スリッパ
- バスローブ
その他
- Wi-Fi(無料)
- アイロン・アイロン台
- ランドリーサービス
- ルームサービス
中級ホテル(3~4つ星)で備え付けられているもの
バスルーム
- シャンプー(リンスインシャンプーの場合が多い)
- ボディソープまたは石鹸
- バスタオル
- フェイスタオル
- ドライヤー(ある場合とない場合がある)
寝室
- ベッド・寝具
- エアコン
- テレビ
- 金庫(ない場合もある)
- 電気ケトル(ない場合もある)
- ミネラルウォーター(ない場合もある)
その他
備え付けられていないことが多いもの
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- コンディショナー
- スリッパ
- バスローブ
- パジャマ
- コットン・綿棒
格安ホテル(2つ星以下)で備え付けられているもの
バスルーム
- 石鹸(ある場合とない場合がある)
- タオル(質が悪い場合が多い)
寝室
- ベッド・寝具
- エアコンまたは扇風機
- テレビ(ない場合もある)
その他
備え付けられていないことがほとんど
- シャンプー・リンス
- ボディソープ
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- ドライヤー
- スリッパ
- 金庫
- 電気ケトル
- ミネラルウォーター
フィリピンのホテルに備え付けられていないアイテム
歯ブラシ・歯磨き粉
フィリピンのほとんどのホテルでは、歯ブラシと歯磨き粉が備え付けられていません。これは5つ星の高級ホテルを除いて、最も一般的に欠けているアメニティです。すべてのホテルが対象ではありませんが、持参することを推奨します。
対策
- 日本から持参する
- 現地のコンビニやスーパーで購入(50~100ペソ程度)
- ホテルのショップで購入(割高)
スリッパ
多くのホテルでスリッパが備え付けられていません。高級ホテルでは使い捨てスリッパが用意されている場合もありますが、中級以下のホテルではほぼありません。
対策
パジャマ・ナイトウェア
ほとんどのホテルでパジャマやナイトウェアは備え付けられていません。バスローブがある高級ホテルでも、パジャマは用意されていないことが多いです。
対策
- 着慣れたパジャマを持参
- Tシャツとショートパンツで代用
ドライヤー
中級以下のホテルでは、ドライヤーが備え付けられていない場合があります。あっても風量が弱く、使いづらいことも多いです。使おうとしたら壊れていたなんてことも。
対策
- トラベル用ドライヤーを持参
- 変圧器も忘れずに(フィリピンは220V)
コンディショナー
シャンプーは備え付けられていても、コンディショナーがないホテルが多いです。リンスインシャンプーの場合もあり、髪がきしむことがあります。
対策
- 使い慣れたコンディショナーを持参
- トラベルサイズが便利
バスタブ
フィリピンのほとんどのホテルはシャワーのみでバスタブがありません。高級リゾートホテルや一部の高級ホテルを除いて、バスタブ付きの部屋は少ないです。ほぼ無いものと考えておきましょう。
電気ケトル
中級以下のホテルでは、電気ケトルが備え付けられていないことが多いです。
対策
- ホテルのルームサービスでお湯を頼む
- 近くのコンビニでお湯を入れてもらう
アメニティの品質について
シャンプー・ボディソープの品質
フィリピンのホテルに備え付けられているシャンプーやボディソープは、日本のものと比べて品質が劣る場合があります。
よくある問題
- リンスインシャンプーで髪がきしむ
- 香りがきつい
- 肌に合わない
- 量が少ない
おすすめ対策
使い慣れたシャンプー、コンディショナー、ボディソープを日本から持参することを強くおすすめします。特に敏感肌の方や髪質にこだわりがある方は必須です。
タオルの品質
格安~中級ホテルのタオルは、以下の問題があることが多いです。
対策
速乾タオルを1枚持参すると便利です。
日本から持参すべきアイテム
必須アイテム
1. 歯ブラシ・歯磨き粉
- フィリピンのホテルにはほぼない
- 現地でも購入できるが、日本の品質とは異なる
2. シャンプー・コンディショナー
3. ボディソープ・洗顔料
4. スリッパ
5. パジャマ
- 着慣れたものを持参
- Tシャツ+ショートパンツでもOK
6. タオル
7. ドライヤー
あると便利なアイテム
8. 化粧品・スキンケア
9. 綿棒・コットン
10. ヘアブラシ・クシ
11. 髭剃り
12. 生理用品
13. 常備薬
14. ウェットティッシュ
- 衛生面で重宝
- トイレにペーパーがないケースが一般的なので、慣れていない場合は必須になります
15. ビニール袋
ホテルランク別おすすめ持参アイテム
高級ホテル(5つ星)宿泊の場合
高級ホテルでは基本的なアメニティは揃っていますが、以下を持参すると快適です。
- 使い慣れた化粧品・スキンケア
- パジャマ(バスローブはあるがパジャマはない)
- 常備薬
- ビニール袋
中級ホテル(3~4つ星)宿泊の場合
中級ホテルでは最低限のアメニティしかないため、以下を持参しましょう。
- 歯ブラシ・歯磨き粉(必須)
- シャンプー・コンディショナー(必須)
- ボディソープ
- スリッパ
- パジャマ
- ドライヤー(ない場合がある)
- 化粧品・スキンケア
- 常備薬
格安ホテル(2つ星以下)宿泊の場合
格安ホテルでは、ほぼすべてのアメニティを持参する必要があります。
- 歯ブラシ・歯磨き粉(必須)
- シャンプー・コンディショナー(必須)
- ボディソープ(必須)
- タオル(ホテルのタオルの質が悪い場合がある)
- スリッパ
- パジャマ
- ドライヤー
- 電気ケトル(お湯が必要な場合)
- トイレットペーパー(予備)
- 石鹸
- 化粧品・スキンケア
- 常備薬
現地で調達できるアイテム
コンビニ・スーパーで購入できるもの
フィリピンのコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマートなど)やスーパー(SM、ロビンソンズなど)では、以下のアイテムが購入できます。
日用品
- 歯ブラシ・歯磨き粉: 50~100ペソ(約140~270円)
- シャンプー・コンディショナー: 50~200ペソ(約140~550円)
- ボディソープ: 50~150ペソ(約140~410円)
- 石鹸: 20~50ペソ(約55~140円)
- タオル: 100~300ペソ(約270~800円)
- ティッシュ: 30~50ペソ(約82~140円)
その他
- ミネラルウォーター: 20~40ペソ(約55~110円)
- スナック・お菓子
- 日焼け止め: 200~500ペソ(約550~1,400円)
- 虫除けスプレー: 100~300ペソ(約270~800円)
注意点
現地で購入できるとはいえ、以下の理由から日本から持参することをおすすめします。
- 品質が日本と異なる
- 探す時間がもったいない
- 高級ホテルのショップは割高
- 使い慣れたものの方が安心
ホテル選びのポイント
事前にアメニティを確認
ホテルを予約する際は、公式サイトや予約サイトで以下を確認しましょう。
確認すべきポイント
- アメニティリスト
- ドライヤーの有無
- セーフティボックスの有無
- Wi-Fiの有無
- バスタブの有無
- 電気ケトルの有無
口コミをチェック
実際に宿泊した人の口コミは、ホテルの実態を知る上で非常に役立ちます。
チェックすべき口コミ内容
- アメニティの充実度
- 清潔度
- タオルの品質
- Wi-Fiの速度
- スタッフの対応
ホテルに問い合わせる
不明な点がある場合は、予約前にホテルに直接問い合わせるのがおすすめです。
問い合わせ例(英語)
- “Do you provide a hairdryer in the room?”(部屋にドライヤーはありますか?)
- “Are toothbrushes and toothpaste provided?”(歯ブラシと歯磨き粉は提供されますか?)
- “Is there a bathtub in the bathroom?”(バスルームにバスタブはありますか?)
フィリピンのおすすめホテルチェーン
アメニティが充実している国際チェーンホテルとして、以下の国際チェーンホテルは、アメニティが充実していることで知られています。
高級ホテルチェーン
- シャングリラ ホテル(Shangri-La Hotels)
- マリオット(Marriott)
- ハイアット(Hyatt)
- ヒルトン(Hilton)
- インターコンチネンタル(InterContinental)
- ソフィテル(Sofitel)
中級ホテルチェーン
- ノボテル(Novotel)
- ホリデイ・イン(Holiday Inn)
- シティ・ガーデン(City Garden)
格安ホテルチェーン
- レッド プラネット(Red Planet): Wi-Fi、エアコン、清潔な部屋
- OYO: 格安だがアメニティは最低限
まとめ
フィリピンのホテルは、日本と比べて備え付けのアメニティが少ない傾向があります。特に歯ブラシ・歯磨き粉、スリッパ、パジャマは、ほとんどのホテルで備え付けられていません。
フィリピンのホテルで一般的に備え付けられているもの
- シャンプー(リンスインの場合が多い)
- ボディソープまたは石鹸
- タオル
- ドライヤー(高級~中級ホテル)
フィリピンのホテルで備え付けられていないことが多いもの
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- コンディショナー
- スリッパ
- パジャマ
- ドライヤー(格安ホテル)
- バスタブ
日本から必ず持参すべきアイテムTOP5
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- シャンプー・コンディショナー
- ボディソープ・洗顔料
- スリッパ
- パジャマ
重要なポイント
補足として、フィリピンではトイレットペーパーが備え付けでありません。慣れていない場合、ウェットティッシュなどを持参するか、現地にて購入して使用するようにしましょう。
フィリピン旅行を快適に楽しむためには、事前にホテルのアメニティ事情を把握し、必要なものを持参することが重要です。高級ホテルでも油断せず、使い慣れた化粧品やスキンケア用品は持参しましょう。この記事を参考に、しっかり準備をして、快適なフィリピン滞在をお楽しみください。
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